松永渉/医師

松永渉/医師

医療の力だけで解決できない課題に、デザインの視点を。



ストリートメディカルラボを知ったきっかけ

――まずは、松永さんがストリートメディカルラボに興味を持った経緯を教えてください。

私は産婦人科の麻酔科医として無痛分娩に携わっていますが、無痛分娩が日本でなかなか普及していないことに課題意識を感じています。

その背景には、産婦人科医や麻酔科医、妊婦さんやご家族というそれぞれの立場で価値観や優先順位が異なり、コンフリクトが生じていることがあります。医療の力だけで解決できない問題が多く、「何か別のアプローチで解決できないか」と模索していました。

その時にInstagramの広告でストリートメディカルラボのことを知り、以前から武部貴則先生の活動も拝見していたため、「面白そう」と感じて応募を決めました。

ストリートメディカルラボ第6期の授業の感想

――実際に受講してみて、印象に残っている授業はありますか?

第10回の今井先生の「すごいアイデアの公式」という授業は、まさに目から鱗が落ちる体験でした 。私はこれまでデザインの分野には関わったことがなく、アイデアを生むことに対して苦手意識を持っていました。
しかし、「常識から非常識を考え、そこからアイデアを捻り出していく」という体系化されたプロセスは、医療従事者にとっても親しみやすく、強く印象に残っています。

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また、第12回の飯石藍先生の授業も印象に残っています。特に、南池袋公園を中心とする道路空間を活用した「IKEBUKURO Living Loopプロジェクト」の事例は、一見医療とは関係ないと思いきや、共通点がありました。
人が心地よく過ごせる空間をつくること、プロジェクに人を巻き込むやり方などは分かりやすく、とても勉強になりました。

ストリートメディカルトークス(修了発表)を終えて

――修了発表を迎えるまでのチーム活動はいかがでしたか?

テーマを決める過程にかなりの時間を費やしていました。多様な意見が出る中で、それらを一つの形に収束させることが難しかったです。最終的には自分のやりたいことを押し通してしまった部分もありました。

しかし、チームの皆さん一人ひとりが個性的で、それぞれ異なる得意分野を持っていたので、全員で協力して一つのものができたこと自体に達成感がありました。絶対に一人では実現できなかったアイデアだと思うので、チームの力の大きさを感じました。

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松永さんのチームプロジェクト:「Astro Penguin Project(宇宙ペンギンプロジェクト)」

ストリートメディカルラボの受講を検討している方へ一言

――最後に、受講を迷っている方へメッセージをお願いします。

医療従事者の方だと、最初は参加するのに抵抗を感じる方も多いと思いますが、「十分に楽しめます」と伝えたいです。
オンラインでの参加も可能なので、時間的制約もそこまでないはずです。同じ価値観を持つ仲間が増えればいいなと思います。