ストリートメディカルとは

About Street MEDICAL

医療におけるシフト

これまで医療は「病(Disease)の回復」を目的として、2000年以上の歴史とともに発展を遂げてきました。

私たちはこれからの医療は、「ヒューマニティー(Humanity)の復権」を追究することを目的とした、より高次元の体系へ拡張していくと予測しています。

Disease(病)を対象とした医療においては、医科学が明らかにした再現性の高いエビデンスに基づいて、再現性の極めて高い固定された方法論を受療者に提供することが求められてきました。

しかし、Humanityの復権を目指す医療においては、このような病の予防や治癒を目的とした実践は、医療の一側面に過ぎないのではないでしょうか。もっと言えば、健康か否か、病気か否か、治療か否か、などのいままでの医学的基準で、対象を区切ること自体がナンセンスであって、人間らしい生活をおくることを目的とした実践が医療のコアに変わっていくものと考えています。

このような背景を、Medicine for Humanity時代へのシフト、と定義し、それに対応する実践技法を、Street Medical と呼ぶことで、その可能性を社会に提案していきます。

Street Smartと医学

Book Smart(ブック・スマート) と Street Smart(ストリート・スマート)と呼ばれる賢者を形容する2つの概念があります。

Book Smartは、学識がある・高等教育を受けたタイプの賢者で、Bookは文字通り、手本・教科書・文献といった意味です。したがって、Book Smartは有名大学を卒業すること高い学歴を持つことで賢いと見られる、いわゆる、秀才型の人達のことを指すことが多いです。

近年の医学は、Evidence-based Medicine(エビデンス・ベースド・メディシン:科学的根拠に基づく医療)に基づいて発展してきました。

このためには、医学生や看護学生たちは、否が応でもBook Smart型の教育を受けなくてはなりません。この姿勢はこれまで着実に成果を挙げてきましたが、細分化され、増えつづけるエビデンスを暗記しつづけることなどは難しくなっており、医療の現場の変化から、Book Smart型の人材育成のみに傾倒してはいられない切迫した時代になりました。

一方、Street Smartは、教育や学歴はなくとも、実体験や現場(ストリート)を通じて色々なことを学んで、高い能力や才能を発揮する人を表すことばです。現場から出発して成功を収めた叩き上げのような人に使われることもあります。アルバート・アインシュタイン、ビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブズ、マーク・ザッカーバーグなど、さまざまな偉人たちがStreet Smart 型の成長を遂げ、成功を収めたとも言われています。

我々はStreet Medicalという概念の導入によって、無数の答えを求める広大な学問領域へと発展し、医療は無限の可能性を持つ領域になるだろうと考えられます。

ストリートメディカルの歴史

  • 2011年 MIRAI DESIGN LABO受賞 テーマ 広告医学が拓く、新たな医療のカタチ
  • 2013年 広告医学研究会発足
  • 2014年 世界最大級の広告アワード カンヌライオンズ ヘルスウエルス部門にて日本人初のセミナー開催
  • 2014年 「太ると色が変わるパンツ」を開発
  • 2015年 「のぼりたくなる階段」を実装 横浜シーサイドライン金沢八景駅

  • 2018年 世界初の医科学研究機関におけるクリエイティブ研究拠点 YCU-CDC発足
  • 2019年 「広告医学」から「Street medical」に
  • 2019年 ストリートメディカルスクール開校
  • 2024年 ストリートメディカルラボに第五期より名称変更