今回はストリートメディカルラボ第6期修了生の岡崎綾香さんにお話を伺いました。岡崎さんはホテル運営会社のマーケティング部で働く傍ら、絵本作家としても活動されています。
ストリートメディカルラボへ参加したきっかけ
―― 岡崎さんがストリートメディカルラボに参加することにした理由は何ですか?
知人からストリートメディカルを紹介され、そのコンセプトや武部先生の考え方を知りました。日常生活での行動変容によって、誰もが健康的に過ごせる世界が実現できたらなんてハッピーなんだろうと思ったのがきっかけです。
また、私はこれまでデザインを勉強してきたので、これまで学んできたことを医療の分野で生かせるかもしれないという好奇心・冒険心を抱いて今回参加することに決めました。
ストリートメディカルラボ第6期の授業の感想
――実際に授業を受けてみて、印象に残っていることはありますか?
第6回の佐藤夏生先生の授業が印象に残りました。「課題解決から可能性想像へ」というテーマだったのですが、授業の中で「すごいアイデアを作るには着眼点が重要」というお話に深く共感しました。
その後のワークショップや中間制作で、他の受講生のユニークな視点に触れるたびに、佐藤先生が話していたことをより一層実感するようになりました。
第14回の比嘉夏子先生の「人類学的に『みる』ということ」という授業も面白かったです。私は普段、ホテル運営会社のマーケティングに携わっていますが、AIが急速に普及する中で「人間が一次情報を通じて、直接世界に触れる感覚がどんどんなくなってしまうのではないか」という危機感を抱いていました。
比嘉先生の授業では、その感覚的な懸念がうまく言語化されており、またワークショップを通じて実感を伴う納得感を得ることができました。
ストリートメディカルとは直接的に関係がないかもしれないですが、自分も含めて「人がどのようにふるまい、何を感じるのか」を実際に体験・観察する重要性を感じました。
ストリートメディカルトークス(修了発表)を終えて
――修了発表である「トークス」を終えた感想を教えてください。
異なる業界や会社で働くメンバーとプロジェクトを進めるのはとても新鮮でした。
個人的には、医療現場とビジネスにおけるKPIの根本的な違いに適応するのに苦労しました。たとえば、入院の時の満足度を高めても、もう一回行こうとはならないじゃないですか。
メンバーも個性的で、パンチの効いた意見を出す人もいれば、意見を出すの苦手な人もいて、アイデアがなかなかまとまりませんでした。全員働きながらストリートメディカルラボに通っていたので、時間がない中で課題設定・アイデア出しをする過程が難しかったです。
それでもそれぞれのメンバーが、実際に病院に足を運んでヒアリングをしてきてくれたり、資料を精査したり、得意なことやできることで力を合わせて形にできたのはとてもよかったです。
岡崎さんのチームプロジェクト:「My Hospital Life」
ストリートメディカルラボの受講を検討している方へ一言
――最後に、受講を考えている方へメッセージをお願いします!
社会人になると、普段関わらない人たちと出会い、自由な発想で課題に取り組む経験ってほとんどないと思います。
特に私はこれまで医療従事者の方とはあまり関わってこなかったので、異文化交流という意味でもとても貴重な経験でした。もし時間と環境が許すなら、ぜひ一歩踏み出して参加してほしいです。

