身近なところから健康施策を考える
ー ストリートメディカルラボを受講することに決めた理由を教えてください。
私は製薬会社に勤めています。たくさんの患者さんのためになる仕事に誇りを持っている一方で、「身近な人にすぐ届く健康問題の解決策」という視点では貢献できていないと感じていました。
そんな中、ストリートメディカルの「アイデアをベースに身近なところから健康施策を考える」というコンセプトが心に刺さり、参加を決意しました。

「デザイン」は、課題解決の手法
ー ストリートメディカルラボ第5期の授業を受けてみて、どうでしたか?
ストリートメディカルラボに通う前は、「デザイン」は「アート」の一部という印象がありました。しかし実際に学んでみると、デザインはビジネスの場でも使えるような「課題解決の手法」ということがわかりました。
それだけでなく、人と人とが繋がりあうのに必要な工夫(コミュニティデザイン)や人に自分のアイデアを伝えるために重要なキャッチコピー(コピーライティング)についても学べたので勉強になりました。
年代・職種・性別が異なるメンバーとの修了制作
ー ストリートメディカルトークス(修了発表)を終えて、印象的だったことを教えてください。
修了制作では、10代〜40代の年代・職種・性別が違うメンバーと課題に取り組みました。最初はみなさん遠慮がちでしたが、これまで一緒に授業で学んできたことを活かして議論をすすめ、面白いアイデアの提案にまとめることができました。
私たちのチームは、「不健康マッチング」を提案したが、最初はやりたいことへの想いが強すぎて色々迷走もしました(笑)。授業の中で先生方や他のチームの生徒からフィードバックをいただいてなんとか形にすることができました。
トークス(修了制作発表会)では、様々な領域の第一線の専門家の先生方に試行錯誤してきたアイデアを提案しました。そこでたくさんのフィードバックをいただき、とても面白かったし、ためになりました。
修了制作を通して、自分のやりたいことをまず形にすることや、チームとアイデア出しをすることなどそれぞれのフェーズで、授業で学んだことを使うことができました。さらにいろんな方からフィードバックをいただき、修正をする場もありました。この一連の流れが会社での仕事に近いところもあると感じ、仕事にも活かしていきたいです。

