ー ストリートメディカルラボを受講することに決めた理由を教えてください。
私は大学の肝疾患センターというところで肝炎の啓発にずっと携わっていました。啓発資材の作成やイベント企画を担当していましたが、行き詰まりを感じ、もっと良いアイデアがないかと悩んでいました。
一般的に医療現場で使われる資材は、病気について硬い表現で説明されており、色使いも特に凝ったものではありません。私自身できるだけ親しみが持てるように、キャッチーなものになるように心がけて作成してはいましたが、それだけでは必要な情報が必要な人に届かないという実感がありました。
ストリートメディカルラボの「楽しみながら、自然に健康をめざす」というテーマに共感し、スクールで学ぶことでよりよいアイデアを取り入れられないかと思い、参加を決意しました。
授業を通して得た、新たな視点
ー ストリートメディカルラボ第5期の授業を受けてみて、どうでしたか?
これまでデザイン関係の方の専門的な話を聞いたことはありませんでした。デザイナーの先生の話を聞いて、一つ一つのデザインのアイデアやコンセプトが、すごく考えられている、練られていると感じました。デザイナーの先生方のレベルまで到達するには、医療者が片手間に工夫するだけではかなわないと感じました。
しかし、授業を通して普段は聴くことのできないデザインの専門家の話を聞き、新たな視点を得ることができました。今後も視野を広く持って活動していきたいと思いました。
ー ストリートメディカルトークス(修了発表)を終えて、印象的だったことを教えてください。
修了発表のアイデアを仕上げるのが大変でした。チーム内で医療者が私だけだったので、私が日々現場で感じている問題を採用してもらい、肝炎患者さんに関するテーマで作成しました。
チームでの活動を通し、専門的な医療現場の問題を共有するのが難しいと感じました。チームメンバーそれぞれから意見をもらい、聞く人にどのように伝わるのかを考えるのに苦労しました。その甲斐があって当日、トークス参加者からはポジティブな感想をもらうことができました。苦労の末に皆さんに届く発表ができたのでよかったと感じています。