米満香菜 設計会社勤務

米満香菜 設計会社勤務

米満 香菜/設計会社勤務

 

Q.SMSを知った経緯は?

家族と病気との関わりの中で、予防医療やケアの文脈に、アートやデザインを取り入れて、人の心を前向きに動かすことが必要だと感じていました。また、自身のグリーフケアになるかもしれないという期待もありました。介護や療養の当事者家族として、医療福祉の課題をクリエイティブなアプローチで解決できる方法を知りたいと思い、その数少ない教育の場であるSMSに興味を持ちました。

 


Q.印象的だった授業やエピソードは?

山﨑晴太郎さんの講義が心に残っていて、圧倒的な共感性と熱意を持って社会をよりよくしたいと取り組む姿に、デザインの力と希望を感じました。SMSでは、デザイン、広告、医療福祉、ヘルスケア、教育などの業界で活躍する講師が揃っていて、多くの実例を交えながら理解を深められます。デザインの解釈や、アウトプット手法、社会に接続していくプロセスが、それぞれの見地から紐解かれていき、体系的な学びとなると感じています。

 


Q.学ぶ前と後での変化は?

今まで接点のなかった異業種の方々とのグループワークは、とても貴重な機会でした。知識や経験のない分野へと越境する勇気を持つことで、新しいアイデアを見出し、視野を広げられます。SMSで得た知見を実生活に活かしたり、認知症を持つ人との活動や勉強会に参加したりしています。企業などの社会実装だけがゴールではなく、手の届く範囲で実践していくことがストリート・メディカルにつながるのだと考えています。


Q.受講を考えてる人に一言

私は非医療従事者かつノンデザイナーで、個人的な原体験が参加のきっかけでしたが、その個人的な思いが医療とデザインを考える上で重要だと教えられました。たったひとりの困りごとが社会を変える起点となる可能性があります。医療やデザインに携わっていなくても、心身の健康のみならずウェルビーイングを目指すことは、全員が当事者である共通の社会課題なのではないかと思います。多様な経歴を持つ受講生との交流は、情報交換や人脈形成だけではなく、自分には気付けない視点を与えてくれます。同じ志を持った仲間に出会えることが大きな財産になるので、ぜひ業界に関係なく参加してみてください!