松本 千広/医学生
Q.SMSを知った経緯は?
寝る前のお酒や夜食、多量のお菓子、就寝前真っ暗な部屋でスマホを見るなど、「確実に体に悪いよ!」ということを家族が続けていて「それは体のためにやめた方がいいよ」と注意してもやはり続く…2、3度これを繰り返すと「健康に対する意識の差は人それぞれだし個人の自由なのかも…しれない…」と諦める。だけど黙っていてあとで病気になってしまったら「あの時自分がもっとちゃんと伝えていれば病気にならなくて済んだのに、と後悔するんだろうなぁ、どうしたらいいのだろう…」と考えていた矢先に、クリエイティブでhappyな方法で病気になる前の段階、つまり普段の生活の部分への関わり方を考えられるスクールがあると知り、「私がやりたいのはまさにこれだ!」と思い応募しました。
Q.印象的だった授業やエピソードは?
佐藤夏生さんの授業で得た考え方に何度も救われました。アイディアについて「まず紙に書いて言語化する」「一つではなく自分以外の視点も含めて何個も出して、いいものを磨いていく」「自分の中にあるのではなく社会に落ちている」と教えていただいたことが今も生きています。頭の中だけで考えていたものを言葉にして考える癖がつき、日常生活でも自分の感情に敏感になって違和感を感じたり、もっとこうだったらいいのになと思ったらすぐにメモに書き留めるようになりました。アイディアが浮かばなくて苦しい時もありましたがそういうときほど落ち着いて周りを見るようになりました。
Q.学ぶ前と後での変化は?
考え方と行動面の両方で大きく影響を受けました。
今までは「どうしたらこの行動を抑止できるか」という考え方をしていたけれど、
SMSで学んでからは「いかにhappyの要素を大きくできるか」に重きを置いて考えるようになりました。また、自分のすぐ近くにある健康に関する課題から病院の中に転がっている課題まで、じっくりと考えることが生活の一部になり、電車の中や入浴中、寝る前など気がついたら考えているようになりました。
そして、伝えるを伝わるに変えたり人々の行動選択を変えたり考え方を変えたりと、言葉やデザイン、芸術の力をスクールでまざまざと感じたので、意識的に本を読むようにしたり美術館に足を運んだりして吸収の機会を増やすようになりました。
Q.受講を考えてる人に一言
沼田さんや武部先生はじめYCUCDCの皆さん、メンターの皆さん、講師の先生方、そして多様な受講生の皆さん。自分にはないものを沢山持っている方々と一緒に学び考えた経験は私の宝物です。このスクールの哲学に共感する人が増え、それが少しずつ広がっていったらどんなに素敵だろうと思います!迷ったら一歩飛び込んでみてください!!