佐々木 将也/製薬会社勤務
Q.SMSを知った経緯は?
武部先生の講演を聞いて、ストリートメディカルの考え方を知ったのがきっかけです。普段は製薬会社で医薬品開発に従事しているのですが、病気になる前に予防的に健康であれたらいいのにと思い始めた頃でした。その後、『治療では遅すぎる。』を読んで興味が深まり、FacebookでSMSの存在を知りました。2021年に申し込んだ時は書類選考で落ちてしまったのですが、2022年も諦めずに申し込んでよかったです!
Q.印象的だった授業やエピソードは?
SMSに参加したいと思った理由の一つでもありますが、グループワークを通じてアウトプット(社会実装)できることが印象的でした。このようなプログラムや短期学習ではインプットだけしてアウトプットに繋がらないことも少なくないですが、SMSでは講義で知識を身に付けながら、社会実装を目指して真剣に卒業制作に取り組む点が特徴かつ魅力だと思っています。講義の中で良いアイディアの創り方やプロジェクトの進め方を学び、その知識を活かして私たちのグループでは20回近くの話し合いを通じて約100個のアイディア出しを行うことで、卒業制作を創り上げていきました。
Q.学ぶ前と後での変化は?
規制産業においては参入障壁が高くなるため、新しい発想が浸透しにくい構造があると感じています。一方で、これからの時代は本質を見極めて自由な発想で課題を解決していく必要があると強く思うようになりました。さらに、良い解決策はセンスや一瞬のひらめきで見つかるものではなく、様々なステークホルダーとの関わりの中で試行錯誤を繰り返しながら創り上げるものであることも学びました。私は医薬品開発に従事していますが、これまで以上に患者中心の医薬品開発が求められる時代となっています。そのような環境の中ではただパソコンの前で考えていても良いアイディアは見つからず、医療従事者や患者さん(患者団体)との対話を通じて真に患者中心に繋がる良いアイディアを創り出すことができると今は考えています。
Q.受講を考えてる人に一言
医療関係、デザイン関係の経験や資格がなくても『世の中を健康にしたい!』という熱い想いがあれば誰でも参加できる貴重な機会だと思います。共通の想いを持った様々なバックグラウンドの人たちが集まっているので、同じ方向に目を向けながらも自由な発想のもとに議論をできるのがとても楽しかったです。世の中の健康課題に対してモヤモヤしている方や新しい解決策を見出したい人はぜひ参加してみてください!