広瀬るな 大学生

広瀬るな 大学生

広瀬るな/大学生

 

Q.SMSを知った経緯は?

薬学部に通っており、半年間の病院及び薬局での実務実習を通して、ヘルスケア分野に山積する課題に歯痒さを感じていました。例えば、病院の中に目を向けると、医療従事者と患者さんとのコミュニケーションギャップや患者さんの意識改革・行動変容の難しさ、病院だけでなく社会に視野を広げると、疾患の社会的認知の低さや、健康な状態の生活者が病気になるまで健康習慣を見直すに至らないなどヘルスケア問題について適切に「自分ごと化」できる人の少なさ、、、など、これらの課題を何とかしたいとずっと思っていました。医学や技術の発展だけでは救えない人が沢山いると思い、新たな切り口から「人々の健康」にアプローチできるのではないか考えていたところ、まさにこの想いに合致したスクールを見つけ、すぐさま応募しました。


Q.印象的だった授業やエピソードは?

 

佐藤夏生さんの「アイデアは降ってくるものではなく落ちている」という言葉や、山崎晴太郎さんの授業で教えていただいた「デザインの力は、顕在化していない概念を捉えて可視化すること/人の心を動かすこと」という言葉はとても心に残っています。

様々なクリエイターやアートディレクターの講義での学びを通して、世界の見方が少し変わったと感じています。例えば、街に出かけた際に目に入る商品や広告一つとっても、「なんでこんなデザインになっているのか」と考えるようになりました。

課題に向き合う際も、自分一人のアイデアでは良いソリューションが思い浮かばなくても、何かと掛け合わせられないかと考えてみたり、多様なメンバーの意見を掛け合わせてみたり、授業で得られたことが活きているなあと感じる瞬間にとてもワクワクしていました。

 

Q.学ぶ前と後での変化は?
講義を通して存分にインプットし、チームでアウトプットすることを繰り返すという4ヶ月を通して、答えの無い課題に向き合うことに貪欲になれるようになったと感じています。また、多様な考え方、価値観に触れたことで、以前より物事を多面的に捉えようと意識するようになりました。今はまだ日常に転がっているヘルスケアの課題について地道に考えている最中ですが、いつかヘルスケア分野の課題に対してデザインの力で変革をもたらし、誰もが豊かに生きることのできる社会を作りたいという将来成し遂げたい夢も見つけることができました。


Q.受講を考えてる人に一言

様々なバックグラウンドの受講生と出会い、自分にはなかった価値観や考え方を知り、ストリートメディカルを通して自分の世界が大きく広がったと感じています。年齢や立場は違えど、チームで一つの課題に本気で向き合った時間は自分にとって本当に有意義で、何よりとても楽しかったです。受講しようか迷っている人、ストリートメディカルに興味のある人はぜひ飛び込んでみて下さい!!